夜の公園





夜の7時過ぎ。ただ単純に声が聞きたくなった。携帯を開いて電話帳を開き、光の携帯に電話を掛ける。
光は何度かコールが鳴った後電話に出た光は、「何ですか」と尋ねてきた。
その一言を聞いただけで俺は、声だけでは満足出来へんようになって会いたいと告げた。












「ユウジ先輩…」
「んっ…ぁっ…!」


近くの公園で落ち合った瞬間、貪るようにキスをして。
光にしたい、と告げると光は公園の端っこにある大きな木の下まで連れて行かれた。
そのまま服をたくし上げられると、外気に晒されて少し寒い。
せやけど光が舌で胸の突起を転がすように舐めた瞬間、体がじんと熱くなる。


「ぁっ、んっ、光っ…」


いくら人通りが少なくてもここは外。なるべく声が漏れない様に歯を食いしばって声が出来るだけ漏れないようにする。


「ユウジ先輩…口、切れますよ」
「うっさ…ぁっ、んんっ…」
「…頑固な人ですわ、ホンマ」
「ぁあっ!?」


光がチャックを下ろして、下着から勃起した自身を取り出す。
人差し指の腹でぐりぐりと先端を押されると、歯を食いしばっていた口が緩んで声が漏れる。


「ああっ…やっ、あかっ…んんっ!」
「あかんなんて事ないやろ。…嘘つき」
「っ、ぁあっ!」


ふーっと耳に息を吹きかけられ、ビクビクと体が震えた。先端を刺激され上下に扱かれる度に腰が揺れた。


「んっ…も、イくっ、イくっ…ああっ…!」


どくん、と大きく脈を打った。声を抑える事が出来ず、光にしがみ付きながらイった。
もうイったんすか?と光は言うたけど、気持ち良かったのだから仕方がない。


「っ…!」
「ユウジ先輩…?」


瞬間ひんやりとした風が吹いて、息を乱しながら温もりが欲しくて光に抱きつく。


「光…んぅっ…」


その直後、光の唇が重なってきた。体は寒いのに、口の中は溶けそうな程熱かった。唇が離れると、ずくんと体が疼いた。


「ひ、かる…」
「そんなもの欲しそうな声出さんでもやりますんで…ちょお待って下さい」


光はローション代わりに指を自分の口に入れる。それから俺の秘部へ手を伸ばすと、指を一本ナカへ挿れる。
唾で入口をほぐしながら入口を広げつつ、ぐちぐちと音を立ててナカへ指が入っていく。


「ぁっ、んっ…ひぁあっ…!」


光の指が俺の性感帯を擦りつける。瞬間、あまりの気持ち良さに目眩がした。
光はいつの間にか二本目の指を挿入していて、ぐるりとナカを掻き回し指をぐん、と上に突く。


「ぁっ、あっ…ひっ、ああっ…!」
「凄いわ…ここめっちゃ締まってるし…イきそうやな…ここだけで…」


光の吐息すら興奮材料になっとった。俺は光に何度か擦りつけられると、体を震わせて絶頂を迎えた。
はぁっ、はぁっ、と息を整えている間に光がズボンをずらして自身を取り出す。
「寒いっすわ」という光に「俺の方が寒いわ」と言うと、光は小さく笑って唇を重ねてきた。


「……ほな、挿れますよ」
「ん、ええで…」


光が俺の左足を抱えて持ち上げる。苦しい体制やけど仕方ない。


「っ…ぁあっ…!」
「っ、ユウジ先輩っ…!」


光の自身が宛がわれて貫く様にナカへ入ってきた。異物感に気持ち悪さを覚える。
せやけど気持ち良くなるのを俺は知っているから、我慢する。


「ぁあっ…んっ、光っ…!」
「好き、好きや…ホンマ好き…」


光の自身が内壁を擦りつけてうねりを上げる。相応するように俺も声が上がる。
ずん、と下から上へ突き上げるように腰を動かされるとあまりの気持ち良さに気を失いそうになる。
けど、冷たい空気が意識を呼び戻し、俺は再び光に抱きついた。


「ホンマっ…くっ、締め付け半端ないですわ…」
「あっ、い、言うなやっ…ああっ!」


きゅうってなってるんですよ、と耳元で囁かれるとホンマにわけ分からんようになって。
気付いた時には、もっと気持ち良くなりたくて自ら積極的に腰を振っていた。


「光っ、もっ、イくっ…」
「どんなに早いんですか…」
「やって、ぁっ、んぁっ、気持ちええっ…からっ…」


恥ずかしい言葉も、暗闇の中でなら言える。月の光だけが俺らを映し出す。光が笑った気がした。
そして、俺の自身に再び触れて上下に扱くと体重を掛けて光が擦りつけた。


「ああっ、んっ、ふっ…あ―――――っ…!!」
「…っ!」


瞬間、頭が真っ白になってイった。
少し遅れて光がナカでイったのが分かって、そのまま意識を手放した……………。










「……ん」


気付いたら、公園のベンチで眠っていた。起き上がろうと体を起こすと腰に鈍い痛みを感じた。足もだるい。
そう感じた次の瞬間、光がくしゃみをした。
その時にようやく俺の体に掛けられていた、光の上着の存在に気付いた。


「あ、アホ!何俺に掛けとんねん!!着とけや!」


そう言って光に上着を投げつけると、鼻をすすりながら光は上着の袖に腕を通す。


「……やってあんた寒そうやったし」
「え…?」
「しとる時、何回か抱きついてきたやないですか。体震えとったし。…やから」


光はそう言うと黙り込んでしまった。一方の俺はそんな光の気遣いに嬉しいような、むず痒いような変な気分になって。


「…何カッコつけとんや、アホ!」
「…痛いっすわ」
「当たり前や、思いっきり叩いてやったんやからな!」


ホンマ何やっとんねん。こっちがワガママ言うてヤったのに何気を遣ってんねん。こういう時だけ優しいし、ホンマアホ………。


「別にカッコなんてつけてへ…ゴホッ!」
「!!」


光の咳に嫌な予感がした。俺は光の額に手を当てる。すると低体温のはずやのに光の額は熱かった。
光は「あ」と言って苦い顔をしたけど、俺の左手はしっかりと光の熱くなった額を感じていた。


「か、かっ…風邪引いてるやんかこのアホ―――――っ!!!!!」


痛む腰を抑えて立ち上がると、光の手を引っ張って公園を後にする。
大した事ないんで、と言いながらも咳をする光に俺は怒鳴りながら光の家まで行った。


後で聞いた話によると、実は今日の昼頃から風邪っぽい症状が出てたらしく、結局光は二日ほど学校を休む事になった。








それならそうと最初に言っとけや!!




















後書き

この度は素敵な企画を立ち上げて下さったとらむ様、本当にありがとうございました…!!
そして、明らかに浮きまくった温い内容ですみません……(しかも拙すぎる…!)
皆様が素敵な財ユウを書かれて(描かれて)いる中、こんな財ユウが混じってていいのかとハラハラドキドキしております…!
誘い受けユウジが書きたかったのに、あまり表現出来なかったのが残念です…が、頑張って書いたので楽しんで頂ければ嬉しいです。
何はともあれ、財ユウは最高!この一言に尽きます!!ここまで読んで下さり、ありがとうございました。